2019年3月末をもちまして、大阪・本町でコワーキングスペース「オオサカンスペース」を運営する株式会社Kaeruを退職いたしました。
これからは個人事業主として、自分で生きていけるようになろうと思います。
また4月末から長野県の塩尻市に移住します。ぜひぜひみなさま遊びにいらしてください。
Kaeruで得たもの
思い返せば、2014年の5月から約5年間。人生で一番長く努めた会社でした。
ある日、Facebook広告で募集ページを見つけ、
後日「応募しよう」と思い立ちFacebookをどれだけスクロールしても広告が出てこず、
「なんかたこ焼きがいたような気がする…」くらいの曖昧な検索でオオサカンスペースを引き当て、
「募集終わって、今日が面接日やん。まあでも問い合わせてみよう」と軽い気持ちで問い合わせ、
「今から面接来ていいよ」とまさかのOKが出て、
面接したけれど「お昼の募集は埋まっちゃったんだ、ごめんね」と言われ、
「じゃあ夜でもいいんですけど」と食い下がり、
スタッフ枠のなかった金曜日の夜スタッフとしてデビューしたのは、本当にいい思い出です。
代表・大崎さんの心の広さに感謝しかない。
あらためて、Kaeruで得たものはなにか。
- ホームページとGoogleフォームがあれば、ビジネスはスモールスタートできる
- 改善のスピードが大事。最低限を用意して、どんどん改善する(改善できるようにしておく)
- 仕組み化が大事。失敗は人のせいじゃなくて、システムのせい
- ちゃんとやる
………
独立しようと思う自分になれた
なにより「独立してやってみよう」と思えていることかなぁ。
5年前の自分からは想像もつかないことで、今ここに、この状態で、自分がいるのが一番の得たものと思います。
オオサカンスペースで働くこと、連れて行ってもらった国内外旅行、イベントに集まった人たち、atus(アフィリエイトスクール)に来た人たち、社外で関わってもらっている人たち……。
5年にしては相当濃い人間関係だったと思います。その経験ひとつひとつが、ここに繋がってきています。
独立すると決めてから、世界の見え方がまるっきり変わりました。
今までなんとなく生きてこれたけど、これからは自分の判断がものすごく大きい。
(正確には今までもそうだったのだけど)
まるで大海原を船で渡っているようです。
すべてのことを自分ごととして捉えられる感覚が分かっただけでも、独立すると決めてよかったと心底思います。
独立して一人でやっていくことが目的ではないので、しばらくしたらまたどこかに就職する可能性はゼロではありません。
なんしか、音の鳴る方へ、自分がいいと思うほうへずっと進んでいくしかないよね。
ポジティブなフィードバックで、能力に気づく
独立することを知った方からの叱咤激励は本当にありがたいです。
「この人にはあんまりお役にたてなかったなぁ」と思う方からも
「エリーさんがあの時こうしてくれたことが、○○に繋がってありがたかったです」
とかフィードバックいただいたり。
そのこと自体はすごく自然にやっていることだったので、自分の在り方が認められているようでとても嬉しかった。
「エリーちゃんには、こういう能力があると思うよ!」
というフィードバックも、とてもとても勇気づけられました。
超絶意外なことも言われたけど、私のことをいつも見てくれている人たちだったので、自分の気づいていなかった能力として大事に育てていきます。
同じ意味で、自分自身でもちゃんとフィードバック(振り返り)することが大事ですね。毎朝の手帳タイムで前の日を振り返って、自分のことを褒め倒そうと思います。
きっと今のタイミングは「あの時のあれは助かったよ〜」みたいなポジティブなフィードバックをしやすいと思うので、ぜひぜひお待ちしております。
(求めていくスタイル)
*悪いフィードバックも人を育てると思うのですが、変換をすることにパワーを使う…。
これからのこと
3月の頭までは大阪でやっていくつもりでしたが、3月中旬に帰省した際に「長野」にワクワクしてしまったので、移住することにしました。
大阪に来たときもノリとテンションで来て正解だったので、きっと今回も正解のはず。
生きていくために受注的な仕事でご飯を食べつつ、新しいインプットをこの3ヶ月くらいはバンバンやります。
今気になるキーワードは「伝える、伝わる(納得感)」「収益化」「地域」「教育」「農業」。
あと「採用」「インターン」あたりも、これから関わるお仕事的に気になるワードになりそうです。
自分のことは器用貧乏なタイプだと思ってて、内にある細かい能力をうまく活かしきれていない気がします。
長野で研磨されて、新たに自分自身を形造っていけるはず。
長野・塩尻(しおじり)ってどこなん?
長野といっても実家に戻るわけではなく、新しい土地「塩尻」での移住生活です。
長野、松本、安曇野あたりは「わかる」と言われますが、塩尻は「どこなん?」って言われることが多いです。
(軽井沢は「軽井沢って長野なんや!」って言われました。長野です)
新宿から2時間半。大阪から3時間でたどり着く、意外と近い長野です。
新宿からの特急あずさ、名古屋からの特急しなので、松本よりもひとつ手前に到着するのが塩尻です。
ちょっと1,2週間滞在するのにもちょうどいい距離感。
人口は67,139人(平成31年4月1日現在)
ワインと漆器が名産、高原野菜も美味しく、名物料理はにんにくガッツリ効かせた鶏肉を一枚まるっと揚げる「山賊焼き」。
私が今のところ知っている塩尻はこのくらいです。
「奈良井宿」という、昔ながらの町並みが残った宿場町があるそうで、そこは近いうちに見に行きたいと思っています。
個人的に気に入ってるポイントは「市役所の人たちが面白くて、身近」「住民が身近」なところ。
夏は避暑に来たい人も多いと思うので、7月までに2週間のプチ移住とかできる環境が整えられるといいなぁ。
人間変化が怖いものでへんてこなドキドキがすごい。
それが時にはワクワクとなり、時には不安となって忙しいです。
もし「よくわからんけど、なんとなく気にかけてるで」みたいなくらいのお気持ちがあれば、ぜひぜひコメントやいいねをいただけると喜びます。
どうぞ今後とも、仲良くしてやってください。
代表の大崎さんを始め、Kaeruのみなさま、本当にお世話になりました。
心からKaeruは大好きな会社です。
これからは外側から、Kaeruの活躍を楽しみにしております。